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第1章 X線で探る星の世界

この章では、星の一生や宇宙の化学進化といった現代天文学に課せられた重要なテーマについて、「あすか」がどのような新事実をもたらしたのかを取り上げました。『星の赤ちゃんの大産声』は生まれたばかりの原始星に関する話題です。次にいきなり星の最期になりますが、『超新星SN 1993J』は超新星爆発直後のX線をとらえた貴重な観測結果について述べています。『超新星爆発の痕跡と星の化石』では超新星爆発によって吹き飛ばされた物質がどのように宇宙空間に広がり、新たに作られた重い元素がどのように宇宙に還元されていくのかを説明します。『強磁場激変星』、『ラピッドバースター』は、それぞれ星の死によって誕生した「白色矮星」、「中性子星」にまつわる話題です。なお、「ブラックホール」については第3章で詳しく取り上げます。

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