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はじめに

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『ぎんが』衛星概要

『ぎんが』(Ginga)は、我が国3番目のX線天文衛星である。 1987年2月にM-3S-II型ロケットによって打ち上げられ、1991年11月に 大気圏に再突入して消滅した。 有効面積4000cm2という、X線天文衛星としては最大級の面積を持つ 大面積計数管を搭載し、ブラックホールや中性子星を含むX線連星や、活動銀河中心核などの 系外X線天体の精密観測に成果を上げた。1980年代後半は、『ぎんが』が唯一の X線天文衛星であり、世界のX線天文学の牽引車となった。

『ぎんが』は、底面が約1メートル四方で高さが約1.5メートルの直方体を しており、重量は 420キログラムである。観測装置としては、 大面積計数管、全天モニタ、ガンマ線バースト検出器を搭載している。 このうち、大面積計数管は英国レスター大学、ガンマ線バースト 検出器は、米国ロスアラモス研究所との国際協力により開発された。



衛星諸元
大きさ(縦横高さ)
1000mm×1000mm×1550mm
重量
420 kg
電力
489 W(太陽電池発生電力:打ち上げ時)
通信(down-link)
UHF-band (最大65 kbps)

S-band (最大131 kbps)
姿勢制御
バイアスモーメンタム三軸制御
軌道
高度550km、軌道傾斜角31°の略円軌道

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