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「あすか」による大光度赤外線銀河の観測
大光度赤外線銀河とは赤外線だけでクエーサと同じくらいの明るさを持つ特異な
銀河で,銀河同士が衝突・合体して銀河中心が著しく活発になった天体である.
さまざまな観測事実から、大光度赤外線銀河はクエーサのもとになる天体
ではないか、と考えられてる.我々はこれまでにX線天文衛星「あすか」による
大光度赤外線銀河の観測から,多くの大光度赤外線銀河には活動銀河核(巨大
ブラックホール)が存在するものの,その放射エネルギーは赤外線光度を説明
できるほどのものではなく,軟X線強度から考えて爆発的な星形成活動が全放射
エネルギーのかなりを占めていると考えられることを明らかにした.さらに
今年度は,少なくとも一部の活動銀河核は狭輝線1型と呼ばれるグループに分類
され,比較的軽い巨大ブラックホールに大量のガスが降り積
もっているということを突き止めた.銀河が合体して中心に物質が集まると,
中心ブラックホールはそれを食糧にして急速に太っていく--大光度赤外線銀河
を通して、我々は成長期にあるブラックホールの様子を垣間見
ているのかもしれない。
JAXA 宇宙科学研究本部 高エネルギー天文学研究系

Last Modified: Sunday, 05-Oct-2003 19:45:38 JST
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