すざく観測データ（SWG分）の公開のお知らせ

すざく衛星は、2005年の7月の打上げ以来、2年近い観測を続けて来ました。
その成果はすでに、投稿論文や、学会発表等でお知らせしてきました様に、
目覚ましいものとなっています。この観測データの内、初期の凡そ半年の観測は、
科学観測委員会(Science Working group)で、衛星機能の確認を中心に、
重要な天体の観測を計画し、実施しました。そのデータは、十分確立された処理を
経て、解析可能になってから１年で、一般に開放されることになっていました。
今回は、2006年4月9日までに観測されたSWGデータの内、2006年5月27日
までにVer 0.7で処理されたものにつき、１年後の2007年5月27に、
一般公開となりますのでお知らせします。一部、４月以降の観測であったり、
事情のある天体は例外になっています。

＜データへのアクセス＞
公開されたデータへのアクセスには、まず、以下のページに入って下さい。
http://darts.isas.jaxa.jp/astro/suzaku/

"Public data: list and link to data"を選ぶと、公開済み天体リストが
見られます。
http://darts.isas.jaxa.jp/astro/suzaku/public_seq.html

＜解析ソフトウエア＞
まず、以下のすざくのページに入り、左コラムの「データ解析」を選んで下さい。
そのページを見て、マニュアル、必要なソフトウエアをダウンロードして下さい。
http://www.astro.isas.jaxa.jp/suzaku/

＜ヘルプデスク＞
解析などで助けの必要な方は、以下のHelp Deskにお尋ね下さい。
http://cosmic.riken.jp/suzaku/help/

＜公募観測データ＞
昨年4月から始まった、公募観測の結果は、Ver. 1.2の処理ができたデータが
提案者に届いてから１年後に一般開放になります。今のところ最も早いもので、
2007年10月頃の開放になります。

＜ずざく論文、シンポジウム＞
これまでの観測成果は、昨年12月に京都で開催した、国際会議
"Extreme Universe in Suzaku Era"で報告されました。
また、日本天文学会欧文報告特集号(PASJ Vol. Vol. 59, No. SP1)に、
30編あまりのすざく関連の投稿論文がまとまって掲載されています。
また次の国際会議"The Suzaku X-ray Universe"も2007年12月に
サンディエゴでの開催が予定されています。

これらを参考に、是非、一度、データをご覧下さい。すざく衛星を広く一般に
活用して頂き、科学的成果を更に導き出して頂ければ幸いです。

					すざくチーム