DIOS 衛星

宇宙の大規模構造

宇宙の最大規模の構造であるフィラメント構造(宇宙の大規模構造を参照)に付随すると期待されているガスは中高温銀河間物質 WHIM(Warm/Hot Integalactic Medium)と言われ、現在、世界中の研究機関がその初めての検出を目指しています(図を参照)。宇宙流体シミュレーション等によると、WHIMはその進化の過程で10万度から1000万度に加熱されていると予言されています。この温度帯域になると酸素の電子がはぎ取られていって、一個か二個のみ残ったイオン状態になります。この電離酸素は、0.5 keV程度の輝線を発するので、良いエネルギー分解能を持ったX線検出器、すなわち私たちの研究室が開発しているカロリメータを用いると検出できると期待されています。

DIOS (Diffuse Intergalactic Oxygen Surveyor) 衛星とは

この電離酸素を利用した世界初のWHIM検出を目指すのがDIOS計画です。宇宙研、首都大学、東京大学、名古屋大学、筑波大学、金沢大学等の機関が中心となって、この計画をすすめています。DIOS 衛星の特徴は、カロリメータを用いた高い分光性能に加え、広い視野、有効面積の望遠鏡を使うことで、広がった (比較的暗い) 放射のマッピングに最適化していることです。JAXA の小型衛星プロジェクトとして 2010 年代の打ち上げを目指しています。

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